あいさつ

~相手を想う心、想像力をもとに~

 3年生を中心とした第60期春日東中生徒会は、仲間のために何ができるかを考え、実践し、その結果をたたえ合う姿、つまり思いやりの心の育成とその行動化を目指してきました。地域の方や小学生へのあいさつは、その一つだと考えています。東中生には、社会貢献力の一つとして、是非、全員が当たり前にあいさつできるようになってほしいと思っています。その上で、相手に応じて元気にあいさつしたり、やさしく静かにあいさつしたり、相手の状況や気持ちを想像し、あいさつができるとすばらしいですね。

 あいさつは、人とのコミュニケーションの第一歩、社会に出るための第一歩です。

新人戦~春日東中のリーダーとして~

 1月25日(土)に実施された女子バスケットボール部の福岡県大会をもって、本校における新人戦がすべて終了しました。いろいろな部の応援に行きましたが、共通していることは、見る度に「技術面」と「礼儀面」が高まっていることでした。特に、県大会に進んだソフト-ボール部や女子バスケット部では、前の大会での課題がいくつも修正されていてたくましくなっていると同時に、あいさつの声や整列の素早さなどが洗練されていて頼もしさを感じました。

 どの部活動でも、各種大会を通じて、2年生に「春日東中のリーダーである」というプライドのようなものが育っていることを感じられ、大変うれしい新人大会となりました。

これから求められる力

コミュニケーション・多様な人と協働して問題解決する力


 1月8日の後期後半始業式にて、「これから求められる力」として、生徒たちが大人になる近未来の社会において求められる力について、次のスライドを用いながら説明しました。文部科学省のHPには、「自分の考えを簡潔にまとめ、相手に伝わる文章が書ける、口頭で伝えられる力」の必要性が唱えられていました。また、灘中・高校の和田校長は、「多様な人との協働、創造力、粘り強さ」などをキーワードに挙げています。

 現在、ほとんどの中学校では職場体験などの体験活動で行い、実施後に学んだことを新聞などにまとめる授業を実施しています。しかし、「問い」をもって体験活動を行い、、伝える相手を明確に意識して文章を書いたり、他者と協働してまとめを発表したりしている、そしてそれを他者に評価してもらう授業を実施している学校はあまりありません。

 今からの2ヶ月、本校には各学年に大きな体験活動が待っています。先記の力をつけるためにも体験活動をその機会にしてほしいと考えています。

 1年生には職場体験活動。「人は何のために働くか」について自分なりの考えをもって臨み、職場の人へのインタビューや仕事体験から考えをまとめ、それぞれの考えを持ち寄って学級内で議論してほしいと思っています。

 2年生には修学旅行。今年は、初めての京都・奈良への旅です。班で協力して旅行体験や旅先でのインタビューを行い、ガイドブックには載っていない京都・奈良の情報をゲットして来て下さい。そして、それらを来年京都・奈良を訪問する1年生に伝える新聞の作成、及びプレゼンテーションをしてほしいと思っています。

 3年生は受験、そしていよいよ卒業です。これまでの東中での経験を生かして、来年度の新入生が東中での3年間の見通しや希望がもてるように、春日東中のよさ・自慢を、一人一人のメッセージを添えて魅力的な紹介文に表現して欲しいと思っています。

将来に向かって「これから求められる力」をつける後期後半にしてほしいと願っています。

きついことを笑顔で乗り切る東中   No pain, no gain.を具現化した駅伝・持久走

 12月22日(土)、多くの保護者の皆様に応援していただきながら、駅伝・持久走大会を実施いたしました。持久走大会のような取組は、行事削減の真っ先に挙げられる傾向にありますが、生徒・保護者の皆様の応援を受け、今年も実施することができました。

 生徒は、毎朝の「晴動雨読」や部活動等で鍛えられているとは言え、笑顔でスタートラインに立っている姿には頼もしさを感じました。持久走スタート前の生徒たちは「走るのはイヤだな」と暗い表情になるものと思っていた私の予想に反し、友達同士で和気あいあいとしている姿を見ることができました。そして、スタートするとすぐに「がんばれーっ」という応援の声が運動場に響き渡りました。また、校門付近の駐車場では多くの保護者の皆様から声援をもらいました。

 きついことから逃げずに立ち向かう強さ、きついことさえも楽しんで乗り切るたくましさ、それをみんなで応援する姿こそが、保護者の皆様とともに創り上げてきた、他校では見られない本校独自の学校文化であると改めて確認させてもらいました。今後も頑張る人を自然に応援できる東中でありたいと思っています。

No pain, no gain.                                   ~痛みなくして得るものなし~

 12月7日(土)、東京で開催された第33回毎日カップ「中学校体力つくり」コンテスト表彰式に参加しました。今年度は、「優秀賞」(全国8位、大規模校では4位)を受賞。その表彰式の要項に本校の記事がありましたので、抜粋し、掲載させていただきます。

 

 春日東中と言えば、やはり6年目を迎えた「晴動雨読」。「晴耕雨読」をもじり、毎週月曜日から木曜日までの午前8時25分から10分間、晴れた日は運動、雨の日は読書に取り組む。

 学校視察したのは10月下旬、2年生と3年生は校舎の外周700mをランニングしていた。10分間で2~6周する。周辺の自治会長や交通指導員、保護者ら約20人が「伝えよう!愛」と書かれた黄色ののぼりを手に「頑張れー」と応援していた。体調が悪く走らない生徒も、本を手に外に立ち、参加していた。1年生は体育館で「数値が低く、課題」だという上体起こしを続けていた。

 3年生男子の体育の授業はハードルの3回目。大島貴弘教諭は「ビフォー・アフターがわかりやすい授業で、タイム・フォームが目に見えて変わる。球技よりも達成感がある」と言い、全部で7回の授業を予定していた。この日はボール紙をハードルの上にクリップ止めして、このボール紙を蹴り上げながら跳ぶことで「振り上げ足」を生徒たちに意識させた。また、ハードルの上空にゴムひもを張って、ひもに引っかからないように上体を寝かせて跳ぶことを強調した。生徒たちはグループごとに互いを評価し合い、「もっと太ももに手を付けて」「ちゃんと後ろを蹴って」などとアドバイスをしていた。

 「No pain, no gain.(痛みなくして得るものなし)が今年度の教育スローガン。後藤校長は「『今頑張っていることは、きっと実になるよ』と教えています」と語る。

 

 晴動雨読は、サクセスノートの取組と並ぶ本校の教育活動の基盤であり、体力だけでなく学力の向上をねらっています。

「運動と学力」についての先行研究から、適度な運動は気分の安定を促すとともに、学力の向上に有効であるとされています。冬休みもできれば朝のうちに、適度な運動を行い、脳の良好な学習環境をつくって学習を始め、学習の効果を高めましょう。

一体感のある授業

                    校長 後藤 幸雄

 前号に引き続き、研究授業の様子を紹介します。学校だより「東風」に記載しましたように、生徒の活動時間が増え、先生と生徒との一体感を感じる授業が増えています。

 英語では、身近なものについての3ヒントクイズを出題し、推測させるゲーム的活動や春日市近辺のおすすめの場所をALTに紹介する練習活動、卓球の張本選手を例に自分が尊敬する人物を紹介する英作文を実施しました。保健体育では、アンダーハンドパスでコーンをもった生徒にバレーボールを捕球させる活動、ソフトボールのトスバッティング、カバーリング・バックアップ等の守備練習、ハードルを置いて高く・遠くに跳ぶ幅跳びの練習などコース別学習を行いました。国語では、故事成語を説明する活動や動詞・助動詞・形容詞の活用類型を考え怪盗Xからの挑戦状を解く活動を行いました。理科では、鏡に映る自分の姿の大きさが、実際の自分の身長の半分になる謎を解明する活動を行いました。

 今回の授業も見ていて夢中になって解いてしまう活動ばかりでした。今後は、解明結果を説明し合う活動や聞き手を意識した発表活動へと発展させます。

 ところで、教育相談・3者面談中の学習は、静かに集中して行えていますか?

静かな環境で、姿勢を正し集中できれば学力は伸びます。家庭学習にも生かして下さい。

協働で学び合う授業

                    校長 後藤 幸雄

 10月より、本年度2回目の授業研修を行っています。その様子を紹介します。各先生方は、6~7月に行った研究授業で指摘された反省をもとに、現在、授業改善を行っています。今回は、知識・技能に関する教え合いだけでなく、思考力・判断力・表現力等を高める活動を中心に取り組んでいます。

 音楽では、合唱コンクールに向け、学級合唱をより良くするために、歌い方をお互いに評価し合う活動を実施しました。数学では、入試問題を解き、友達と解き方を相談する活動や解の求め方を説明・吟味する活動を行いました。国語では、文法に関する入試問題について解き方の解説を作る活動を行いました。理科では、班で協力して実験をし、その結果から予想を検証・説明する活動を実施しました。英語では、先生を紹介する活動や将来の夢に向かって今努力していることを口頭で表現する活動を実施しました。

 どの授業も見ていて惹きつけられる教材で、友達と協力しても、課題解決までに時間が足りないくらい活動の多い授業でした。「生徒と先生が一緒になってつくる授業」を実践することができていました。今後さらに、より良い授業となるよう努力を続けていきます。

授業は先生と生徒が一緒につくるもの

校長 後藤 幸雄

 9月の初旬、西原先生、江藤先生、佐藤先生にモデル授業を実施してもらい、それを他の先生方が参観してペア・グループ活動や発表活動の在り方について学びました。その後、10月から他の先生方も研究授業を実施しています。東風6月号に「協働活動や学び合いといった活動は、日本全国で多くの学校が取り組んでいます。協働活動の成否は、学習者に『授業は(先生と一緒に)自分たちがつくるもの』という主体的な意識があるか、仲間の声に耳を傾け、尊重する支持的風土があるか、その上で授業をマネジメントする教師の授業技術にかかっている。」と記載しました。

 先日の11月20日(水)、春日市・筑紫野市「若年教員研修」の合同研修会が本校で開催され、宮野先生が2年2組で学級活動の研究授業を公開しました。「自ら行動を起こし、あたたかく・高め合う学級になるための取り組み」について、宮野先生と学級活動委員の生徒は、9月から約2ヶ月、何度も打ち合わせをして提案準備を行ってきました。当日は、たくさんの他校の先生方が参観されてある中で(緊張感もあったと思われますが)、議長の生徒達は堂々と話し合いを進め、それに応えるように班からたくさんの意見が出されました。主体的な意識と仲間の声に耳を傾け、尊重しようとする支持的風土がある、生徒中心の授業となりました。まさに『授業は先生と生徒が一緒につくるもの』という主体的な意識が具現化された筑紫野市・春日市のモデル授業となりました。

 今実施している研究授業は、6〜7月に実施した研究授業と比べ、生徒の活動時間が増え、活動を楽しんでおり、生徒の主体的な意識や先生との一体感を感じるシーンが増えてきました。この生徒の主体的な意識と先生との一体感がある授業こそが学力向上の重要なポイントだと思っています。今後も教材を工夫し、生徒が主体的な意識と先生との一体感をもてる授業づくりに取り組んでいきます。

“Confidence Challenge Courtesy”

校長 後藤 幸雄

 10月7日(月)の始業式では、前期に提示した“No Pain, No gain.”に加えて「自信と誇りを(Confidence)」「挑戦を続けて!(Challenge)」「礼は大切に(Courtesy)」の3つを提示しました。東中生は、学習、運動、生徒会活動、部活動などにおいて、日々、時間をかけて誠実に努力をし続けています。だから、「自分ならやれるはずだ。」という自信と誇りをもち、夢に向かって「常に新しいことに挑戦し続けてほしい。」ということ。ただし、「挨拶や感謝の言葉、他者への気遣いなどの礼節を大切にすること」を話しました。人は何かに夢中になると、周りが見えなくなることがあります。一生懸命なことはすばらしい。周囲の人への気遣いができれば、その頑張りが受け入れられ、応援してもらえるようになり、さらに一生懸命が加速すると考えます。

 10月18日(金)には文化発表会を開催しました。本年度のスローガンは「想~心を寄せ合い、育み生む文化~」。これには「自分以外の人、物、場所、思い出などに心をめぐらせる」という思いが込められています。どの学級も、緊張感の中、すばらしい合唱を披露してくれました。きっと練習を繰り返す中で、自信をつけるとともに、周りの級友に対する気遣いや声かけをするなど心をめぐらせてきたことと思います。その結果、本番のステージでは級友の声を感じながら、調和のとれた合唱をつくりあげることができました。特に、3年生の学年合唱では、厳かな入場の様子、指揮者山口さんの言葉、すばらしい合唱の響きに鳥肌が立ちました。技術だけでなく、「最後の」学年合唱への想いを感じ、自然と涙が出てきました。

 また、各学級の合唱練習を見ていて興味深かったのは、みんなが笑顔に溢れていることでした。指揮者やパートリーダーを中心にダメ出しをしているのですが、それも含めて楽しんで練習をしているようでした。きっとリーダーの言動には、フォロワーへの気遣いがあったのだろうと思いました。リーダーとフォロワーの間で、合唱に対する夢や理想の学級像を共有することができたのだろうと思いました。この経験をもとに、今後も挑戦を続け、他者と一緒になっていいものをつくるという協働の学級文化を育んでいってほしいと思います。

東中の基本~ふれあい学級での学び~

  校長 後藤 幸雄

 本校1年生は、9月9日(月)から11日(水)まで宗像のグローバルアリーナで宿泊行事「ふれあい学級」を行いました。2・3年生の皆さんも東中最初の学年宿泊行事で大変だったことや達成感等が思い出されるのではないでしょうか。

 初日の結団式では「挨拶と感謝を言葉に出すことができるようになろう。」しかも「相手に伝わるように、はっきりと。」と全員に伝えました。また、「わからないことが多くあるはず。だから、お互いに声をかけ合おう。」と話しました。さらに、リーダーは「間違いを恐れず、相手に伝わるように、大きな声ではっきりと指示を出すこと。」、フォローワーは「指示に対して返事をすること、反応をすること。」を確認しました。

 2日目は35℃を超える暑さの中の新立山登山。グローバルアリーナから山の麓に歩くだけでも、照りつける日差しと高温のため体力を奪われました。山中では、時折、木陰に入れるものの、ほとんど風が吹かず、とても苦しい登山となりました。しかし、道中ずっと、班長をはじめ、多くの生徒たちが「がんばろー」と声をかけたり、出会う方々に「こんにちはー!」と挨拶をしたりし、元気を与えてくれていました。私を含め、登山の苦手な人は何度救われたことか。このようなきつい体験は、「自分一人で挑戦していたら、途中で断念していたかもしれない。」とつくづく思います。

 一人では難しいことでも一緒に立ち向かう、励まし合って立ち向かう。そうすればゴールは見えてくるものですね。3年生の高校受験に似ているかもしれません。

 3日目はタグラグビー。コーチの方から、施設内ですれ違う方々への挨拶やキビキビとした行動に対してお褒めの言葉をいただきました。このふれあい学級を通して追究していたことの一つを評価していただき、また元気が出てきました。

 この3日間を通して、1年生は実行委員生徒のリーダーシップのもと、規律と思いやりのある集団へと成長していきました。今、1年生の様子を見ても「よく挨拶をするようになったなあ、特に会釈をしながら挨拶ができる生徒が増えたな」と感じています。ふれあい学級での学びは、何年生になっても東中の生活の基本となるもの。1年生の益々の成長に期待します。また、2・3年生は、今でも自分の中にふれあい学級で学んだ精神が息づいているか確認し、合唱練習や受験勉強に取り組んでほしいです。

他者への気遣い、礼儀 part 2

                     校長 後藤 幸雄

 7月25日(木)春日市役所にて、市内6中学校の生徒会役員を招いて開催された「アイルランドに関するセミナー」に参加してきました。9月下旬から開催されるラグビーワールドカップにおいて、アイルランドのナショナルチームが春日市にてキャンプを行うことから、ポール・カヴァナ アイルランド大使が表敬訪問に来られたというわけです。約1時間半のセミナーで、大使と第2秘書の方から挨拶及びアイルランドについての説明がありました。終わりに中学生からの質問コーナーがあり、ある中学生からの「日本に来て驚いたことは何か」という問いに対する大使の回答がセミナーの中で一番印象に残りました。

 それは、「日本人は礼儀正しく、思いやりがあり、人と人との距離感を大切にする文化が根付いている。他の多くの国々は決してそうではない。」という話でした。

 これまでに他者への気遣い、礼儀の大切さについて述べましたが、まさにそれらは東中だけでなく、今後も大切にすべき私たち日本の文化であることを確認する機会となりました。

 本校は、保護者の方や地域等から来客が多いコミュニティ・スクールです。学級・学校内での友達への励ましの声かけや教え合い、思いやりの行動はもちろん、次のようなお客様に対する気遣いの経験をして、社会関係力をさらに磨いてほしいと思います。

 ◯校内で自分から挨拶をすること。

  学校外でも進んで大人や小学生にも挨拶をすること。

 ◯挨拶+「何かお困りですか?」の声かけをすること。

  学校外でも困っている方に声かけやお手伝いをすること。

自分の学校のキライを見つけて!

 8月9日(金)ふれあい文化センターにて市内六中学校生徒会サミットが開催されました。

 サミットの最後に、6中学校の生徒会長を代表して、次の代の生徒会や小学生に託す思いを次のように述べました。

「先代と同じことを繰り返すだけではダメ。(伝統に新しさを積み上げるには)自分の学校・学年のキライな所を見つけることが大事。そして、それをよくするための取組を考えることで新しい学校文化が生まれる。」

 私たち大人を含めた来場者全員の度肝を抜くすばらしい発表でした。

校長 後藤幸雄

感謝の気持ちを言動に!~多くの保護者、地域の方々の支えがあって~

校長 後藤 幸雄

 先日の放課後、16時半頃でしょうか。本校のソフトボール、ソフトテニスを指導していただいている方のうちお二人が、生徒が練習でけがをしないように、また生徒が早く練習ができるように、グラウンド整備やコートのネット張りをして下さっていました。忙しい教員をサポートし、指導して下さるだけでも大変ありがたいことなのですが、練習の準備までして下さっていました。

本校はコミュニティ・スクールであるとは言え、多くの保護者や卒業生、卒業生の保護者が、日々の部活動や東中塾の指導に来て下さっています。筑紫地区内でも、こんなに多くの方々に来校いただき、サポートしていただける学校はないと思っています。それを考えると本校教員も生徒も「サポートしていただけることを当たり前ととらえてはいけない」「挨拶等の礼儀はもちろん、感謝の気持ちを言葉や態度に表し、日常的に『ありがとうございます。』を言えなければいけない。」そんなことを改めて感じさせていただきました。

本当にいつもご指導いただき、ありがとうございます。

他者への気遣い、礼儀、敬意を大切に

校長 後藤 幸雄

 本校の生徒は、授業開始時・終了時における挨拶の声の大きさや返事の声の大きさ、起立・着座の動作の素早さと声の大きさ、話を聞く際の立腰の姿勢などについて、よく来校者からお褒めの言葉をいただきます。それに加えて、他校ではあまり見られないすばらしい仕草があります。それは、先生や来校者の前を横切らなければならない時、「こんにちは」や「失礼します」と言いながら、相手の目線にかからないよう深くおじぎをして前を通り過ぎるという仕草です。これは、部活動の試合会場で写真を撮っている時、前を横切る先生や生徒が行うのを見ることはありました。しかし、他の中学校の日常生活では、ほとんど目にすることがありませんでした。また、本校の生徒は、職員室に入室する際はもちろん、体育館やいずみホールなどの特別教室に入室する際にも「失礼します」、退室する際には「失礼しました」と言います。さらに、よい仕草について褒めると、すぐに笑顔で「ありがとうございます」という言葉が返ってきます。褒められて照れ笑いをする中学生はよく見ますが、すぐに笑顔で感謝の言葉を返せる中学生はあまり見られません。

本校では、入学してすぐに挨拶や起立・着座の動作、話を聞く際の立腰、人の前を横切る際の深いおじぎ、入退室時の挨拶など、社会に出る時に身に付けておきたい礼儀作法を指導します。この礼儀指導は、一見すると厳しい感じがするかもしれません。しかし、そこには先生方や地域の大人、お客様、生徒会役員等のリーダーを気遣う、お世話になった人に礼を尽くす、敬意を払うといった「他者を大切にする」精神があります。本校は、他者を大切にすることで、いずれ自分に返ってきて、「自分も大切にしてもらえるようになる」と考えています。

生徒は、最初、教えられた仕草を先生に促されて行ったり、教えられた場とタイミングで行ったりするといったように、型を学び、型を実践していきます。しかし、徐々に学んだことを応用して、場に応じて臨機応変に挨拶や他者を気遣う声かけ、礼を尽くす挨拶や感謝の言葉、敬意を払う行為ができるようになっていきます。

先日、剣道部の生徒が全員で校長室に来ました。筑山中学校で行われた筑紫地区大会の応援に行ったことへの感謝の言葉を述べに来てくれました。さすが礼に始まり礼に終わる武道を志す立派な部活動生です。そのすがすがしい姿に感動しました。

 明日からは夏休み。部活動の筑前大会、県大会等をはじめ、地域貢献活動など学校外での活動が増えます。学校外でも場に応じて臨機応変に挨拶や他者を気遣う声かけ、お世話になった方に礼を尽くす、敬意を払う行為ができる東中生に期待します。

進んであいさつ、他に何かできることはありませんか?

校長 後藤 幸雄

 昼の校内放送で、地域貢献活動に参加してくれた生徒から、評価と感想を報告してもらっています。たくさんの生徒が地域貢献活動に参加をしてくれています。

さて、その際、自分から進んであいさつをしたり、「他に何かできることはありませんか?」の声かけをしたりすることができていますか? これは、4月に本年度の目標として生徒会長の山口さんから全校生徒に投げかけた行動目標です。

 いよいよ7月から夏祭りなど夏休みの地域貢献活動が始まります。そこでは、是非、保護者の皆様も一緒に参加いただくとともに、自分から進んであいさつと、「他に何かできることはありませんか?」の声かけをし、社会貢献力を磨いて下さい。

知識・技能、思考力・判断力・表現力、体力が高まる授業を研究しています!

 校長 後藤 幸雄

 先日、今年度最初の定期考査を終えたところですが、本校の先生方は今、授業づくりについて学んでいるところです。どの先生方も「やり取りが上手で、よく考えを引き出しているな。」「学習規律が整えられているな。」「きちんと丁寧にプリントや作品を仕上げられるよう指導をしてもらっているな。」と感じています。

 各学級での特徴的な光景として、ペアで問題を出し合ったり、4人グループで意見を出し合ったりする際、自然と笑顔になり、一生懸命に活動する生徒の姿が多く見られました。それは、「発表して間違えても応援してもらえる。」「安心感して難しいことに挑戦できる。」そんな支持的風土が作られていると感じました。東魂祭で得た学級の力は、こんな所に生き続けています。そして、これを春日東中の当たり前とし、一人一人の生徒が、困難なことにも挑戦し続け、最大限に力を伸ばせるよう支援していきたいと思います。

仲間のために行動し、認め合う活動

校長 後藤 幸雄

 6月の初めから、先生方は生徒の学力・体力を高めるために、授業づくりについて学んでいます。今回は、家庭学習につながるToday’s Goalの設定や的確な指示、端的でわかりやすい説明、学習規律の徹底、知的好奇心を高める教材づくり、変化のある繰り返し学習の設定など授業技術の改善に取り組んでいます。

また、本年度はStudent Teacher制を取り入れた教え合いや、4人班でのアイデアの伝え合い、出来映えの中間相互評価などの協働学習にも力を入れています。教える生徒は、他者に教えることで理解が深まり、教えてもらう生徒は、「わかった、できた」という実感を得ることができます。また、アイデアを出し合うことで、短時間では考えつかなかったアイデアを得られたり、自分のアイデアの正しさやオリジナリティを実感したりすることができます。さらに、中間相互評価を行い、作品や演技を改善させることで、最終的な出来映えの質を上げることができます。

この協働活動や学び合いといった活動は、日本全国で多くの学校が取り組んでいます。しかし、全ての教科、全ての学年で学力・体力を向上させ、学習成果を得ている学校は少ないと思っています。それは、協働活動の成否が、学習者に「授業は(先生と一緒に)自分たちがつくるもの」という主体的な意識があるか、仲間の声に耳を傾け、尊重しようとする支持的風土があるか、その上でToday’s Goalからまとめまでをマネジメントできる教師の授業技術にかかっているからです。

本校の本年度生徒会スローガンは、「想 OMOU ~仲間のために行動し、認め合う活動を通して~」です。これは、教え合いや支持的風土の醸成を推進し、協働活動を成功させる基盤となっています。あとは、主体的な意識をもって授業に臨むこと、先生方の授業技術を高めることです。

これからも、すべての生徒が「できた、わかった」という達成感を得て、学力・体力を向上させられるよう、生徒と一緒に授業改善に取り組んでいきます。


日常につながる東魂祭に

校長 後藤 幸雄

5月27日(月)、春日・大野城・那珂川消防署の方を講師として招聘し、1年生の熱中症予防教室を実施しました。5月28日(火)には春日市長、教育長、春日警察署長を来賓としてお迎えし、スケアードストレート方式の交通安全教室を行いました。いずれも講師や来賓の方から、背筋の伸びた聞く姿勢、返事の大きさ、学級委員の指示やかけ声、起立・着座の際の大きな声やキビキビした動きについてお褒めの言葉をいただきました。

 東魂祭が終わって1週間経ちますが、教師やリーダーは東魂祭での学びを日常に残すよう今も頑張っています。本年度の東魂祭を振り返ると、生徒たちは、「成功を収めるには話をよく聞く、きつくても努力し続ける一生懸命さ、勇気、入念な事前準備が必要だ」ということを学んだと思います。学校ではこれらを日常に残すよう指導しますので、ご家庭・地域でもご支援いただきますようよろしくお願いします。

一生懸命はカッコイイ

校長 後藤 幸雄

 5月19日(日)、雨天が心配されましたが東中生の気迫で好天を呼び込み、東魂祭を開催することができました。保護者・地域の皆様におかれましては、大変お忙しい中、参観いただき、またコミュニティ競技に参加いただき、誠にありがとうございました。

本年度の東魂祭スローガンは、「魂〜つなぐ想い〜」でした。個々の生徒が100%を超える一生懸命の姿で練習に励み、本番に臨むこと。リーダーなど他者の一生懸命な姿からその想いに気づき、言葉や行動に移すことで想いに応える姿を教師と生徒が一丸となって追究してきました。このスローガンを追究するにあたり、授業態度などの日常生活においてもリーダーとしてふさわしい言動をとることができるよう改善を積み重ねました。当日の生徒の様子から、東中生の「魂」を感じることはできたでしょうか。世間では、人前で一生懸命に頑張る姿を見せたり、感動の涙を流したりすることを恥ずかしがる子どもたちがいると聞きます。しかし、本校生徒は、たとえ前を走っている者との距離が離れていても力の限り走ったり、張り裂けんばかりの声で校歌を歌ったり、炎天下でも大声でカウントしながら長縄に挑戦したりするなど、「魂」を震わせるほどの一生懸命さで競技・演技を行いました。中でも、男子タンブリングにおけるエッサッサでは、日常では決して見ることのできない全力を尽くす3年生の表情を見ることができました。とてもすがすがしい気持ちにさせてもらいました。さらに、女子のソーラン節は、大変運動量の激しいダンスであるにもかかわらず、なめらかな手先の動きなどの細部にまでこだわった演技で観客を惹きつけました。とても元気をもらいました。閉会式では、ブロックに関係なく、みんなが肩を組み校歌を歌う場面や、その後の解団式では、リーダー達が感動や感謝の涙を流す場面がありました。涙ぐむ教師もいました。

これらは、みんながきついことにも一生懸命に挑戦してきたからこそ生まれた感動であり、人前であろうと涙があふれたのだと思います。このような東中生の姿から、一生懸命はカッコイイ、感動を呼ぶということを再確認させてもらいました。今後も、こんな熱い場面にあふれる春日東中をつくっていきたいと思っています。 


用具係など係生徒の動きにもご注目!

 校長 後藤 幸雄

 5月16日(水)には、東魂祭のリハーサルを行いました。前日の放課後には、用具係担当の先生と保健体育科の先生、係生徒で用具の確認と実際に用具の出し入れのリハーサルを行いました。用具係の生徒は、大きな声を出しながら、キビキビとした行動で入退場のリハーサルを行いました。演技ではありませんが、本校生徒の誠実さが現れる場面だと思います。

平成31年度・令和元年度入学式式辞

 昨晩からの春の雨が木々を潤し、生きとし生けるものすべてが躍動を始める中、春日市 教育委員会 教育長 山本 直俊 様 をはじめ、多くのご来賓の皆様のご臨席を賜り、ここにコミュニティ・スクール春日東中学校 第六十回入学式を催すことができますことに、心から感謝いたします。

 さて、209名の新入生の皆さん、入学おめでとう。

担任の先生から一人一人名前を呼ばれ、しっかりと返事をしたその声には、緊張の中にも今から中学校生活を迎える喜びと決意を感じることができました。立派な新入生を迎えることができて、大変うれしく思います。

皆さんが入学した このコミュニティ・スクール春日東中学校は、常に地域に誇れる学校を目指し、学力・体力はもとより、夢の実現に向けて努力する力、そして、社会に貢献する力、この4つ力の向上を目標に、生徒と先生、家庭、地域が一体となって頑張っている学校です。

特に、地域の皆さま、中でも本日ご臨席の10の自治会の会長様、副会長様のご協力のもと、地域を大切にする活動が充実しております。

さらに、生徒会活動を中心に、仲間と協力し、仲間とともに伸びゆく「協働」の活動を大切にしています。

このような、環境の中で熱意ある先生方の指導や助言を受けながら、三年間の中学校生活で自分自身を大きく伸ばして欲しいと思っています。

 そこで、春日東中学校の生徒となる皆さんに、頑張ってもらいたいことを三つ、お話します。

 一つ目は、「自分から挨拶や声かけをする」ということです。

私たちは一人で生きていくことはできません。お互いに助け合いながら、生活しています。友達・先生・地域の方のだれに対しても、自分から挨拶ができるようになって欲しいと思います。その際、ハキハキとした挨拶や、笑顔での声かけができると、その場があたたかい雰囲気になり、より一層コミュニケーションを図ることができるはずです。その結果、友達が増えたり、皆さんを応援してくれる地域の方々が増えたりすることと思います。

二つ目は「何事にも挑戦する」ということです。

皆さんには、無限の可能性があります。これから、多くの挑戦の機会が待っています。学習はもちろん、学校行事、部活動、生徒会活動など、あらゆる機会を挑戦の場ととらえ、自分から、進んで取り組んでください。今までの自分とは違う、新たな自分を知る、自分探し、可能性への挑戦の時期が中学校生活です。これまでの自分が驚いてしまうほどの新しい挑戦ができる生徒になってください。

三つ目は、「自分の夢をもつ」ということです。変化の激しい世の中にあって、自分の夢を描き、理想とする生き方をするのは、難しいことかも知れません。しかし、自分の夢をもち、その夢に向けて小さな行動目標を決めて、日々努力を積み重ねると、少しずつですが、夢に近づくことができると考えます。このような小さな成功体験の積み重ねがとても大切です。自分の夢をもち、夢の実現に向けて挑戦を積み重ねて欲しいと思います。皆さんの三つの頑張りを期待しています。

保護者の皆様に申し上げます。お子様のご入学、誠におめでとうございます。この生徒達の無限の可能性を伸ばすべく、教職員一丸となって、教育活動を推進して参ります。どうか、保護者の皆様のご支援・ご協力を、よろしくお願いいたします。

 結びに、ご来賓の皆様には、早朝からご来校いただき、誠にありがとうございました。高い所からではございますが、心からお礼を申し上げます。今後とも本校教育の充実・発展にご支援いただきますようお願いいたしまして、式辞といたします。 

  平成31年4月10日

  春日市立春日東中学校 校長 後藤 幸雄

平成31年度・令和元年度スタート